アオムシ

かぶの葉に産卵するモンシロチョウ

アオムシはモンシロチョウの幼虫を表す言葉で、蝶や蛾の幼虫を示す青虫と区別して使われています。

 

昆虫は一般的に15度以上の気温があれば活動可能とされていますが、日中に気温が上がれば交尾や産卵のために飛び回ります。

 

成虫の生存期間は2〜3週間で産卵場所を見つけながら飛び回り、1か所に1〜2個の卵を産み付けます。

 

かぶの葉に産卵されたモンシロチョウの卵

 

モンシロチョウはキャベツやハクサイ、かぶなどのアブラナ科野菜を好みますが、ナズナなどの野草にも産卵します。

 

卵は数日で卯かして幼虫となり、2〜3週間ほどで蛹となるので卵や小さな幼虫で見つけることが大切です。

 

ハクサイを食害するアオムシ

 

幼虫は緑色の体色なので緑色の葉に溶け込み易く、目の前に幼虫がいても見逃してしまいがちです。

 

幼虫の新しい糞があれば必ず幼虫がいるので、葉裏もしっかり確認して少しでも食害を減らしましょう。

 

羽化を待つモンシロチョウの蛹

 

幼虫は卵から生まれた1令幼虫から4回脱皮を繰り返して5令幼虫になるとやがて蛹へと変化します。

 

防除のポイント

  1. 小さな食害痕や卵を早く見つけるためにこまめに野菜を観察する
  2. 新しい糞を見つけたら必ず幼虫がいるので糞の周囲をしっかり確認する