ハモグリバエ

 

ハモグリバエによるごぼうの食害

 

ハモグリバエは年間を通じてトマト、ナス、絹さやえんどう、ごぼうなど様々な作物の葉を食い荒らす害虫です。

 

特に、さやえんどうは葉が小さく葉数が少ないので食害が多くなると枯死する場合もあるので発生初期の駆除が大切です。

 

絹さやエンドウを食害するハモグリバエ

 

ハモグリバエは卵から成虫になるまで2週間程度ですが、気温が10℃以下になる時期でも暖かい南向きのベランダでは食害が絶えません。

 

幼虫は葉中で蛹となり羽化するタイプと蛹が葉から抜け出して土壌の表面や葉のくぼみや葉元で羽化するタイプがいます。

 

ハモグリバエの蛹

 

防除は葉中で食害している幼虫を葉ごと摘み取ることや葉の表面や葉元で羽化を待っている蛹もピンセットでつまみとります。

 

白菜は葉の表面に凹凸ができやすく葉元も広いので、葉から飛び出した蛹が土壌に落ちることなく留まっていることが多いようです。

 

ハモグリバエの成虫

 

成虫となったハモグリバエは飛び回るのではなく葉の表面を素早く歩き回って産卵を繰り返します。