アザミウマ
アザミウマは花や野菜などを吸汁する体長1.0mm程度の小さい害虫で、発生初期の症状が分かりにくいのが現状です。
症状はハモグリバエの食害痕に似たような白い引っ掻き傷が葉脈に沿いながら増えていくのが特徴です。
葉肉が厚いキャベツなどの野菜では葉の表に症状が出ないので、葉裏が白く変色していないか確認する必要があります。
スイカではアザミウマが増えだすと葉脈に沿って褐色に変わる葉が増えていき、最後にはほとんどの葉が枯れてしまいます。
ピーマンやししとうでは着果したばかりの小さな幼果をアザミウマが吸汁することで引っ掻いたような食害痕が残り、果実は奇形になってしまいます。